NHKおよびBBCニュースからの転載です。
ドイツの大手医薬品メーカーが販売している、除草剤「ラウンドアップ」(グリホサート系農薬)で、がんを患ったとする夫婦が賠償を求めていた裁判で、アメリカのカリフォルニア州の裁判所の陪審は、夫婦側の訴えを認め、約2200億円の支払いを命じる評決を出したという内容です。
この除草剤をめぐっては、全米で同様の訴訟が13,000件以上起こされていて、2018年8月の1件目以降、今回で3件連続で賠償が認められたことになります。
日本でも農協はじめ、多くのホームセンター等で販売されており、使用されている方も多いのではないでしょうか。
NHKニュースとBBCニュースの報道の内容に”差”がありますので、ご興味ある方はよくお読みください。
なお、2015年3月20日、世界保健機関(WHO)の外部組織である、国際がん研究機関は除草剤グリホサートを、グループ1に次ぎ2番目にリスクの高いグループ2A(ヒトに対しておそらく発がん性がある)に指定しています。
この報告の中でグリホサートは、噴霧中の空気中、水中、食品中で検出されていること、また、曝露を受ける対象として噴霧地の近くに居住している場合、家庭で利用した場合に加えて、水または食品を摂取した場合と言及しています。
NHK
除草剤でがんに メーカーに2200億円の賠償命令 米 | NHKニュース
BBC
US jury awards $2bn damages in Roundup weedkiller cancer claim