NPO法人食品と暮らしの安全基金(旧称:日本子孫基金)の記事です。
日本の茶葉から発がん性物質の「ネオニコチノイド」系農薬が多量にペットボトルのお茶からはすべて検出、市販のお茶に危険性があることが明確に分かったという内容です。
調査したのは北海道大学などの研究チーム。
文部科学省などから資金援助を受けて実験を行い、論文をインターネットの専門媒体に発表しています。
ネオニコチノイド系殺虫剤は世界中で使用されていますが、子宮への発ガン性、胎児への影響、神経毒性などが指摘され、使用禁止や制限に踏み切る国や地域が増えています。
残留性が高くて使用回数を減らせるので”減農薬”として用いられ、多くの農産物に多量に使用されるようになった日本は、現在、規制の大幅緩和を進めています。
要するに、世界の潮流は、ネオニコチノイド系農薬は、禁止の方向、日本は、逆に規制緩和の方向と捉えていればよいかと思います。
なお、ネオニコチノイド系農薬の特徴は”浸透移行性”で便利な代物なので、米や野菜、果物にも盛んに使われていますが、従来の農薬のように洗えば落ちるものではなく、洗っても”落とせない”のが、最大の特徴と言っても過言でもないかと思います。
特に20~30代の男女、子どもは、こういった現状を認識して頂き、自らの健康を知識や知恵で守って頂きたいと思っています。
発行元:NPO法人食品と暮らしの安全基金(旧称:日本子孫基金)
月刊「食品と暮らしの安全」2018/11月号No355「日本茶が危ない!」のファイルをダウンロード
なお、NPO法人食品と暮らしの安全基金発行の「食品と暮らしの安全」は、この他の記事について一般の方でも読めますので、ご興味ある方はぜひ御覧下さい。
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