新潟県立看護大学の永吉雅人准教授らが調査した「児童・生徒(6~15才)の化学物質過敏症様症状に関するアンケート再調査」の結果です。
データが2013年10月と古いですが、大変興味深いデータです。
児童・生徒(6~15才)の化学物質過敏症様症状に関するアンケート再調査.PDFファイルのダウンロード
以下、調査の要旨より。
アンケートの有効回答数は14,024名(有効回答率84.0%)であった。
調査の結果、14,024名の回答児童・生徒中MCS様症状を示す児童・生徒は1,734名(12.4%)であった。
今回の調査で主に、次の3つのことが明らかとなった。
1.小学1年生から中学3年生へ学年が進むに伴い、MCS様症状を示す児童・生徒の割合が増加傾向にあった。
2.小学生全体のMCS様症状を示す児童の割合は、今回調査した小学生の方が5年前に比べて大きくなっていた。
3.小学3年生から中学3年生までのMCS様症状を示す児童・生徒はMCS様症状を示していない児童・生徒より就寝時刻が遅かったことが明らかになった。