【論文紹介】非侵襲性の微細突起による皮膚刺激が大学生の便秘に及ぼす影響

日本プライマリ・ケア連合学会誌2014年vol.37の第3号に掲載された論文「非侵襲性の微細突起による皮膚刺激が大学生の便秘に及ぼす影響」がオンライン上で見られますので、ご興味ある方はぜひ御覧下さい。
常葉大学の沢崎先生、宮崎先生、福岡大学の向野先生による共同執筆論文です。

「非侵襲性の微細突起による皮膚刺激が大学生の便秘に及ぼす影響」のページにリンク

抄録より引用しました。詳しくは原著をご覧ください。

非侵襲性の微細突起(マイクロコーン)による皮膚刺激を用いて、大学生の便秘に及ぼす影響を検討した。
便秘の事前調査を回収できた280名の内、研究趣旨に同意が得られた17名とした。
微細突起を耳甲介腔に各自貼付するS群 (9名) とプラセボP群 (8名) を封筒法により無作為に割付け、便秘 (CAS-J)、体重、体脂肪率、血圧の評価を行った。

S群では介入開始前と比較して研究終了後にCAS-Jが有意に低下 (P=0.02) したが、P群では有意な差はなかった。
両群共に体重、体脂肪率、血圧は研究終了後に有意差はみられなかった。

本研究は耳甲介腔への微細突起による非侵襲性の皮膚刺激が便秘の改善傾向、特にセルフケアの一手段として活用できる可能性を示唆する。

※微細突起とは、当院で用いている医療用マイクロコーン器具「ピソマ」や「ハペパッチ」、「ソマレゾン」等の非侵襲性器具のことです。

関連記事

  1. presentation

    【論文紹介】「非侵襲性微細突起を用いた足底部皮膚への持続刺激…

  2. article

    【論文紹介】 低レベル光照射と微小突起機械的皮膚刺激による筋…

  3. insecticide

    【参考資料】ネオニコチノイド系農薬問題とは?(日本語版)

  1. 2024.03.20

    【参考資料】あなたの頭痛のもとは首の痛みかも、予防や治療…

  2. research

    2024.03.19

    【参考資料】市民団体の「香害」に関する実証実験(週刊金曜…

  3. 2024.03.19

    【参考資料】もはや「配慮」のレベルではない日本の「香害」…

  4. worldnews

    2024.03.17

    【論文紹介】シックハウス症候群、化学物質過敏症および電磁…

  5. research

    2024.03.17

    【論文紹介】化学物質過敏症に対する科学と政策の役割

  1. insecticide

    2022.07.28

    【参考資料】TBS 報道特集「ネオニコ系農薬 人への影響…

  2. law

    2020.07.25

    【講演】鍼灸は「医業」の一部である ~鍼灸、井穴刺絡の法…

  3. worldnews

    2019.07.09

    【論文紹介】微小突起マイクロコーンによる筋疲労の予防と回…

  4. article

    2019.05.28

    【論文紹介】児童・生徒(6~15才)の化学物質過敏症様症…

  5. us drug

    2018.03.07

    【記事紹介】薬物中毒が広がるアメリカの現状と鍼治療

篠ノ井はり灸院

TEL. 090-6039-4189(電話予約受付日)

電話予約受付時間(電話が繋がる日)
毎月指定の土曜 午前9時~正午 日本時間(JST)(2022.10.22現在)
※その他時間は、上記電話番号にショートメール(SMS)を送信、もしくは、メニュー内の「問い合わせフォーム」にてお尋ねください